V3
『V3』は機上遅乾型インキでありながら、 速乾ノーマルタイプインキと同等の紙面乾燥性を持つ 油性オフセットインキです。 耐摩擦性にも優れており、スプレーバウダー使用量低減も可能です。 作業性の向上に貢献、短納期の期待にお応えします。 また、植物由来の資源を原料の一部に使用しております。
V3の特徴
・優れた紙面乾燥性
溶剤リリースの早い樹脂を採用した事により、速乾ノーマルタイプインキと同等の紙面乾燥性に。バッケージなどの厚紙・重い絵柄でも乾燥性は良好です。
・良好な耐摩擦性
特殊ワックスによる速乾ノーマルタイプインキと同等の耐摩擦性によりマットコート紙・上質紙などの表面平滑性が無い紙にも対応。
・高い裏移り防止性能
2種類の裏移り防止剤を使用。スプレーバウダー使用量の低減も可能です。
例)コート紙・マットコート紙:バウダー最大50%削減
・速乾性インキでありながら皮張りは“ゆっくり”。
速乾ノーマルタイプインキと同等の速乾性でありながら機上遅乾性型。インキ壷での皮張り時間を遅らせ、作業性をアップ。皮張り時間:40℃ 32時間
・各種密着度試験済
PP、UVニス、水性ニス、水性ビニール、水性プレス、箔押し、油性ニス等に対応
・各種環境ガイドラインに適合
荷姿
1kg缶1ケース12kg詰め
パウダー削減の手順について
パウダー削減の予備試験は、下記の手順を推奨いたします。
- (1) 既存状態より10%程減らし100枚程度印刷。
- (2) 印刷した100枚にて裏移り等の問題が無いかを確認。
- (3) 問題が無い場合、パウダーを20%程減らし、100枚程度印刷。
- (4) 印刷後、裏移り等の問題が無いかを確認。
- (5) 以後、削減割合を変更しながら同様に繰り返し確認し、削減可能な下限を確認。
※ 確認時に裏移りがある場合はパウダー量を戻した状態が下限となります。
※ 紙の種類や絵柄・インキの盛り量によってもパウダー削減量は変わります。
【使用上の注意】
- ・下記に当てはまる場合、パウダー削減量の調整が必要です。
- 1)適正以上のインキ盛り量
- 2)静電気発生時などの排紙ファンの調整不良
- ・ロングラン時にインキ過乳化などが生じた場合、ブランケットを洗浄し再スタートしてください。
- ・過乳化が生じたる場合はインキで印刷された印刷物は、後加工(PP等)で密着不良が発生する場合がございます。
全ての印刷用紙においてパウダー低減を保証するものではございません。 ご利用に関しましてはお客様の使用条件などに適合するかを予めご確認願います。
- ・記載のデータは、当社の試験方法による実測値であり、規格値ではありません。
- ・製品改良の為、予告なく内容を変更する場合があります。
- ・製品使用の際は事前に安全データシート(SDS)をご一読ください。